目次
- 1.「空き巣の好きな家とは?」
- 2.★侵入口としてい1番多い窓の防犯対策を徹底することが重要
- 3.★死角をつくらない
- 4.★音や電灯、セキュリティー会社を防犯対策に取り入れる
重要です。
下記、円グラフは平成30年警視庁生活安全総務課が発表した「住宅対象侵入窃盗の侵入口」ですが、このグラフからわかるように空き巣の侵入口は窓や出入口です。
警視庁HPより(生活安全総務課 手集計)
道路に面して侵入しやすい大きな窓やドアがある平屋は、防犯対策を怠ると空き巣の入りやすい家になってしまいます。
空き巣にもっとも狙われやすいのが平屋建て住宅、次いで2階建て住宅といわれています。
そこには住宅を取り巻く環境、住宅の仕様が大きく関係しています。
では、「空き巣に狙われないためにはどうしたらよいのでしょう?」
その答えは「空き巣に嫌われる家を建てること!!」
防犯対策をしっかりすれば、平屋建てでも空き巣に狙われにくい住宅とすることができます。
1.「空き巣の好きな家とは?」
*1階に侵入しやすい多くの窓やドア・ベランダがある
- ⇒玄関・リビング・キッチン・トイレ・バスルーム・洗面所・寝室・勝手口etc.
- ⇒なおかつ空き巣の侵入経路で一番多いのが、窓破りであることから割られやすい窓の家
*エアコンをほとんど利用しない春や秋は、窓を開けっ放しにすることが多くなる
*高いブロック塀に囲まれている・生い茂った植栽や生垣がある
- ⇒それらが死角(空き巣が身を隠す)となり空き巣が侵入しやすい環境となる
- ⇒特に高い壁などでおおわれているベランダは危険
*家族構成や生活パターンが知られやすく、侵入時間を割り出しやすい
*防犯対策がされていないと思われる家
~侵入に5分以上かかると判断した場合、侵入をあきらめる~
2.★侵入口としてい1番多い窓の防犯対策を徹底することが重要
*窓や出入口にセンサーライト(人を感知するとライトが点灯する)を設置し、住人や近隣 の住人に姿を確認されやすい環境を作る
- ⇒空き巣は侵入時の人目につきやすい環境を嫌う
*窓や出入口に防犯カメラを設置する
- ⇒録画できなくとも防犯カメラが設置されているだけでも、抑止効果がある
*フィルムを挟んだ二重窓にする
- ⇒貫通に時間がかかる
- ⇒窓ガラスが2枚なので錠・補助鍵も窓2枚分になる
- ⇒窓ガラスに防犯フィルムを張っただけでも、抑止効果は大きい
防犯フィルムを張った窓をバールで叩き割ろうとしても、ヒビは入るが窓ガラスは簡単には割れない
*窓ガラスに外れ止めを取付ける
- ⇒強風などによりガラスが持ち上がってレーンから外れやすくなるのを防ぐ
ガラスが外れやすくなるのを防ぐことによって空き巣が侵入しにくくなる
*縦長の窓にする
- ⇒人が一人通れない幅
*格子付きの窓にする
- ⇒明らかに侵入が困難
- ⇒防犯対策がなされていて「侵入しにくい家」と思わせる
*シャッターを取付ける
- ⇒空き巣の侵入だけでなく、雨風から家を守り防音や防火の効果もある
3★死角をつくらない
*家の周りに死角ができないようにする
- ⇒家を取り囲むような高い塀は避ける
- ⇒生い茂っった植栽や生垣で空き巣が身を隠せるような場所は作らない
- ⇒ベランダに壁など空き巣の隠れ場所になるようなものを設置しない
4.★音や電灯、セキュリティー会社を防犯対策に取り入れる
*家の周りに防犯砂利を敷く
- ⇒空き巣が侵入した際、住人は音がするので気づきやすくなる
- ⇒侵入の際、自らの気配を消そうとする空き巣は音の出る砂利の存在を嫌う
*ドアアラームを付ける
- ⇒ドアや窓が開けられると、離れた場所でも音と光で知らせてくれる
*夜間は門灯(常夜灯)を点灯し、真っ暗になることを避ける
*セキュリティー会社に警備を依頼する
おうちを建てる設計の段階で、防犯対策を織り込んで泥棒の嫌いな家を設計してもらいましょう