住宅会社の価格を比較するにはどうすれば良いでしょうか?
鉄骨と木造は同じ価格ではないし、標準設備に太陽光発電システムが付いている場合は?
標準サイズで価格を設定!
大きさが違っては、まず比較になりません。
平均的坪数は35坪!!
通常の家族、夫婦+子供2人が住む家は大体の大きさがデータで出ています。
国土交通省「住生活基本計画(全国計画)における誘導居住面積水準というものが定められており、これは「このくらいの広さがあったら個々のプライバシーも確保でき、楽しく暮らせるな」というものです。
- 国土交通省 平成30年度 住宅関連データ 誘導居住面積水準 一般居住面積水準
- ① 単身者 55㎡
- ② 2人以上の世帯 25㎡×世帯人数+25㎡
- ⋆3歳以上=0.25人 3歳以上6歳未満=0.5人 6歳以上10歳未満は0.75人で計算
上記の計算式に当てはめていくと、およそ35坪が日本人の建てている、注文住宅の標準坪数となります。つまり住宅メーカーはそこに照準を当てて、メインとなるモデルを作っていますが、その大きさで構造・仕様・価格帯を比較すればいいのです。
2018年度フラット35利用者調査によると注文住宅の建築費の全国平均は3,395万円だそうです。これはあくまで全国平均ですので35坪で建てた場合の1,000万円台~4,000万円台の家の特徴を見ていきましょう。
*建築価格のみの比較表ですので実際にはここに土地価格がプラスされます。
1,000万円台 |
---|
|
2,000万円台 |
|
3,000万円台 |
|
4,000万円台 |
|
各価格帯の特徴がわかっても、現実的には自分が一体どの価格帯の家を建てることができるかわかりませんよね。家を建てるために使える貯金がいくらあるのか、親や祖父母からの援助はあるのか、住宅ローンはいくらまで借りられるのか、またいくらまでの借入額だったら安心・安全に返せるのか、それがわかって初めてどの価格帯を選ぶか決められるのです。
つまり住宅購入に対する「予算」を知ることがとても「重要」となります。
「住宅ローンの毎月の返済額がいまの家賃と同じだから大丈夫」などの考えで予算を決めることはとても危険です。なぜなら、子どもの教育費の負担が大きくなる・親が病気になった時に帰省費用がかかる・医療に対する費用を援助しなければならないなど、住宅を購入してからの家計の収支は現状と同じではないからです。
住宅の購入を考えたら、購入後の家計の収支を把握して購入価格帯を決めましょう。
☆おうちの相談窓口では「提携住宅会社40社以上の標準価格」を一覧表にしてお渡ししています。
☆併せてファイナンシャルプランニングを実施し「適正予算」をお伝えしています。
いきなり住宅展示場に行って戸惑うより、まず資料を見て、よく勉強・理解してから家づくりを。