フラット35Sとは?

目次

  1. 1.フラット35Sではどのくらい金利が下がる?
  2. 2.「フラット35」「フラット35SAタイプ」「フラット35SBプラン」総返済額を比べてみよう
  3. 3.フラット35Sのメリット
  4. 4.フラット35Sのデメリット
  5. 5.建築・購入の注意点

「フラット35S」とは「フラット35」の住宅基準を満たした上で、さらに質の高い住宅を取得する場合に、借入金利が一定期間金利が引き下がる制度です。

フラット35HPより引用

さらに質の高い住宅とは次の4分野の住宅性能のうち1つ以上満たしている住宅をいいます。

◆【フラット35】Sの住宅は、第三者機関である検査機関などによる検査(設計検査・現場検査)を通じて、住宅金融支援機構が定める技術基準に適合することを確認しています。

フラット35HPより引用

1.フラット35Sではどのくらい金利が下がる?                             

フラット35SではAプランとBプランがあります。

2020年3月31日申込受付分に対応
フラット35Sは予算金額があり、予算金額に達する見込みとなった場合は受付終了となる。受付終了時は、終了の3週間前までにフラット35HPお知らせが掲載される。
金利引下げプラン 金利引下げ期間 引下げ額
Aプラン 借入開始から10年間 フラット35の金利から-2.5%
Bプラン 借入開始から5年間

*AプランとBプランでは住宅の技術基準が異なります。

住宅の技術基準についてはフラット35HPでご確認ください。
https://www.flat35.com/loan/flat35s/tech_plan.html

2「フラット35」「フラット35SAタイプ」「フラット35SBプラン」
総返済額を比べてみよう                                

2019年9月1日時点金利

借入額:3,500万円|借入期間:35年|融資率: 購入金額の9割以下|ボーナス払い:なし
金利タイプ 金利 毎月の返済額 総返済額 フラット35との差額
フラット35 1.11% 100,604円 42,236,136円
フラット35S
Aプラン
1~10年:0.86%
11~35年:1.11%
96,532円
99,478円
41,413,482円 822,654円お得
フラット35S
Bプラン
1~5年:0.86%
6~35年:1.11%
96,532円
100,044円
41,794,232円 441,904円お得

3.フラット35Sのメリット                                               

☆一定期間金利が引き下げられるので、毎月の返済額・総返済額が抑えられる
☆当初固定期間終了後の金利が借入時に決まっているので、返済計画が立てやすい
☆住宅の価値が高い=資産価値が高い
・省エネルギー性⇒夏は涼しく冬は暖かい⇒光熱費をおさえることができる
・耐震性⇒地震保険の割引がある⇒耐震等級2=30%割引 耐震等級3=50%割引
・バリアフリー性⇒子ども・高齢者に優しい・安心
・耐久性、可変性⇒長期所有するための措置が講じられているので、リフォーム等のコストが削減できる
☆①子育て支援型、地域活性型=地方公共団体の補助金交付などとセットで、フラット35Sの借入金利が一定期間引き下げられます。

フラット35HP
https://www.flat35.com/loan/flat35kosodate/index.html

4.フラット35Sのデメリット                                              

☆フラット35Sの技術基準を満たす家の建築費は割高になる⇔質の高い住宅だから使える国の制度がある=一概にデメリットとは言えない

⇒「特定認定長期優良住宅」「認定低炭素住宅」における税の特例がある
https://www.ouchigo.jp/archives/10622.html

5.建築・購入の注意点                                              

フラット35Sで住宅ローンの借入を検討する場合には、建築する住宅もしくは購入する住宅がフラット35Sの技術基準を満たしているか、それを証明する適合証明書当を取得できるのかハウスメーカー・不動産業者に確認しましょう。