目次
- 1.バルコニー
- 2.ベランダ
- 3.テラス
「きょうはお天気がいいから、ママ友とバルコニーでブランチしたの」
「ベランダでガーデニングしてるんだ」
「テラスでお庭を眺めながら夫婦でワインでも・・・」
なんだか、ゆったりとアウトドアリビングの優雅な時を過ごせそうな感じですね。
ところで、普段何気なく使っている「バルコニー」「ベランダ」「テラス」の違いをあらためて問われると「えっと???」と言葉に詰まってしまう方も多いのではないでしょうか。また、それぞれを使用するにあたって注意点はあるのでしょうか。
1.バルコニー
「バルコニー」とは建物の2階以上で室外に張り出し、屋根がなく手すりをつけたスペースをいいます。2階までの建物では手すりの高さに制限はありませんが、3階以上の建物では建築基準法で1メートル以上と定められています。バルコニーの利用法は洗濯物を干したり、ガーデンファニチャーやデッキチェアを置いたり思い思いの利用法があります。奥行きがあるほど自在な発想が生かされます。
階下の屋根(ルーフ)を利用したバルコニーのことです。階上に行くにしたがって建物の面積が小さくなる(部屋の数が減っていく)建物によく見られます。バルコニーよりも広い場合が多く、ホームパーティーをしたりジャグジーを設置して楽しんでいる人もいます。
リビングに面したメインバルコニーに対して、他の部屋に面したスペースの狭いバルコニーをサービスバルコニーと呼びます。サービスバルコニーの利用法としては、エアコンの室外機を置いたり、ごみ収集日までごみの仮置きに利用したりします。また冷蔵庫にいれなくてよい野菜などを置くこともできますので、あると重宝しますね。
2.ベランダ
「ベランダ」とは建物の2階以上で室外に張り出して、屋根があり手すりがあるスペースです。屋根のあることがバルコニーとの違いです。バルコニー同様、3階以上の建物にベランダを設置する場合の手すりの高さは1.1メートル以上です。利用法としてはバルコニー同様、広さに合わせて自由な発想で利用することができます。
3.テラス
「テラス」とはバルコニー・ベランダと同じつくりをしても1階部分にあるものをいいます。庭や地面より高く、リビング・ダイニングとほほ同じ高さに作ることが多く屋根がありません。おもに戸建て住宅に設置しますが、マンションでは庭付きの1階住戸にコンクリートやタイル・レンガ・ウッドデッキを敷いたりとデザインは様々です。
「バルコニー・ベランダ・テラスでの注意点」
住宅密集地での戸建てやマンションではご近所への配慮が必要です。バルコニーやベランダでタバコを吸ったりバーベキューをして、その匂いや煙、話し声などの騒音が原因でご近所トラブルに発展なんてことも起こりがちですので、周囲への配慮を大切にします。マンションの場合はバルコニー・ベランダでのカセットコンロやバーベキューコンロなど火器の使用は厳禁となっているところがほとんどです。
マンションのルーフバルコニーでは階下の屋根を利用しているため、走り回って騒音などの迷惑が掛からないようにしましょう。またマンションの場合、バルコニー・ベランダ・テラスは共用部分(専用使用権付き)です。置いてよいもの置いてはいけないものなど、使用に関してはマンションの管理規約の定めを守りましょう。特にお隣との境の壁(薄い板でできている)は、火事などの時の避難経路確保のため打ち破れるようになっていますので、壁際に物などを置かないようにします。
特に注意していただきたいことはお子様の転落事故です。手すり際に踏み台になるような、椅子やテーブル・フラワースタンドなどを置かないようにしましょう。また小型犬などが手すりをすり抜けて転落しないよう注意が必要です。
使い方などに注意して、素敵なアウトドアリビングを楽しみましょう。