目次
1．ローコスト住宅の安さのワケ
2．ローコスト住宅を建てる際のポイント
そもそもローコスト住宅とはコストを削減し、手ごろな価格で建てる事が出来る住宅の事を言います。
一般的な注文住宅より安い価格のため、経済的な負担は軽減されますが、ローコスト住宅はなぜ安いのでしょうか？
その安さには「材料費・人件費・広告宣伝費・プラン」の4つを徹底的に見直すことで実現しています。
1.ローコスト住宅の安さのワケ
➀材料費
ローコスト住宅は、材料の大量仕入れをおこなうことで値段を下げています。部材や設備のグレードを統一して、まとまった数を購入することで単価が大幅にダウン。
小さな工務店だと一社での大量仕入れが難しいので、複数の工務店同士で協力しあう共同仕入れネットワークを導入していることもあります。
➁人件費
同じようなプランの住宅をいくつも建てることで、現場監督や職人の作業効率がアップ。あらかじめ工場で材料をまとめてカットし、現場で組み立てるなどの工夫をしている会社もあります。複雑な作業が減り、工事の品質を損なわずに人件費を削減できます。
➂広告宣伝費
大手住宅会社のハイグレード住宅は、全国的なテレビCM、モデルハウスの建設など、高額な広告宣伝費がかかっています。その分、家の価格に経費が上乗せされてしまいます。ローコスト住宅では宣伝するエリアや媒体を厳選するなど、広告費を削減してコストを最小に抑えています。
➃プラン
ローコスト住宅は、家の間取りや設備など、設計段階でも細かくコストカットしています。
例えば住宅の形は凸凹が多いと建築費がアップするので、なるべく真四角に近いシンプルな間取りに。お風呂やキッチンのなどの設備のグレードを低めに設定する、コンセントの数を減らすなど、細かい工夫も各所に見られます。
これらのさまざまな要素を組み合わせてコストカットを進め、価格を大手メーカーの半分やそれ以下に抑えているのです。
2.ローコスト住宅を建てる際のポイント
➀住宅性能や保証内容の比較
家の間取りやデザインは大切な要素ですが、耐震性や耐火性といった災害に対する強さは、家族の命や暮らしを守るために重要なポイントです。同時に断熱性や気密性も夏の暑さ、冬の寒さを軽減し、快適に過ごすためには不可欠です。
また、ローコスト注文住宅では、引き渡し後の保証が短期間である場合があります。保証期間の延長ができたり、無料点検などのアフターサービスが充実していたりすると、安心です。
住宅性能や保証内容は妥協せず、十分に検討して選びましょう。
➁選択肢の範囲・オプション金額を確認
どこまで要望できるのか、選択肢の幅はどのくらいあるのか、オプション金額はどの程度か、あらかじめ確認しておくとよいでしょう。
住宅会社によっては、標準プランを安く提供している分、オプション金額の設定が高い場合もあります。
また、プランは安いのにオプションをつけていくうちに総費用がふくれあがってしまう場合もあります。本当に必要なオプションなのか、慎重に選びましょう。
➂担当者の対応・提案力
中途半端な提案や無理な営業をおこなう営業担当者は避けるべきです。迅速で正確な受け答えができるか、知識や経験が豊富かを確かめることが大切です。営業担当者はご家族のおうちづくりのパートナーであり、対応や提案力が十分でないと、理想のおうちが実現しない可能性が高くなります。
ローコスト住宅には、建築費用が安いという大きなメリットがあります。間取りやデザインに強いこだわりがなく、建築時のコスト面を重要視する人にはオススメです。
ローコスト住宅を検討する際に一番重要なことは、施主の希望を理解し、その希望に近づける建築を提案できる優秀な担当者に出会うことです。
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