目次
住宅ローン控除
1.制度の概要
2.適用条件
3.控除の特徴
2025年の住宅ローン控除の主なポイント
4.制度の基本構造
5.新規要件と変更点
6.住宅種別ごとの優遇内容
7.その他の重要な改正点
8.適用期限

住宅ローン減税とは、正式名称を「住宅借入金等特別控除」といい、マイホームの取得を支援するための税制優遇制度です。
1.制度の概要
1. 目的
住宅取得者の税負担を軽減し、住宅購入を促進することで、経済の活性化を図る
2. 対象者
住宅ローンを利用して住宅を取得(新築・購入・増改築など)した人が対象
3. 控除の仕組み
年末のローン残高の一定割合(現行では0.7%)を所得税から控除
4. 控除期間
・新築住宅:最大13年間
・中古住宅:10年間
2.適用条件
1.住宅ローンの返済期間
10年以上であること
2. 居住要件
控除を受ける年の12月31日時点で、その住宅に実際に居住していること
3. 床面積
原則として50m²以上(一部の住宅では40m²以上50m²未満も適用可)
4. 所得制限
合計所得金額3,000万円以下(2022年以降の入居者)
3.控除の特徴
1.控除額の上限
年間の控除額には上限があり、住宅の種類や取得時期によって異なります。
2.住民税からの控除
所得税から控除しきれない場合、翌年の住民税からも控除されます(最大97,500円)
3. 確定申告の必要性
控除を受けるためには、確定申告が必要です。
2025年の住宅ローン控除の主なポイント
省エネ基準の厳格化と子育て世帯支援の拡充が主要な特徴です。
4.制度の基本構造
・控除率:年末時点の住宅ローン残高の0.7%
・控除期間:
・新築住宅: 最大13年間
・中古住宅/リフォーム: 10年間
5.新規要件と変更点
1.省エネ基準の義務化
2025年1月以降に建築確認を受ける新築住宅は、以下の省エネ基準が必須:
・断熱性能等級4以上
・一次エネルギー消費量等級4以上
・非適合住宅は減税対象外
2.子育て世帯への優遇拡充
・借入限度額の上乗せ(最大5,000万円)
・対象世帯:19歳未満の子を有する世帯・夫婦どちらかが40歳未満の世帯
6.住宅種別ごとの優遇内容
住宅種別 | 借入限度額(子育て世帯) | 年間控除上限 | 総控除額(13年) |
---|---|---|---|
認定長期優良住宅 | 50,000万円 | 35万円 | 455万円 |
ZEH水準省エネ住宅 | 45,000万円 | 31.5万円 | 409.5万円 |
省エネ基準適合住宅 | 40,000万円 | 28万円 | 264万円 |
中古省エネ適合住宅 | 30,000万円 | 21万円 | 210万円(10年) |
7.その他の重要な改正点
・床面積要件緩和:40㎡以上の住宅が対象(所得1,000万円以下)
・リフォーム優遇:子育て対応改修で最大25万円控除
・確定申告:必須(所得税で控除しきれない分は住民税から最大97,500円控除)
8.適用期限
・2025年12月31日までに入居した物件が対象
・2026年以降の制度は未定(2025年末に発表予定)
この改正は住宅価格高騰への対応と環境性能向上を両立させる政策で、特に若年層の住宅取得を後押しする意図が明確です。購入を検討する際は、省エネ基準適合の確認と確定申告の準備が重要となります。
[関連コラム]
おうちの相談窓口つくば土浦店/つくばみどりの店/とちぎ小山店では住宅会社のご紹介と合わせて、普段なかなか担当してもらえない店長や責任者クラスの方々をご紹介!
経験豊富で優秀な方々に担当していただけるので安心して家づくりが進められます。
おうちが欲しいと思ったら先ずは中立的な当店へご相談ください🏠
ご予約は
各店舗の予約カレンダーからお申し込みください。
お急ぎの方はお電話かLINEチャットにてお問合せください。
つくば土浦店/つくばみどりの店
☎:0120-900-482
とちぎ小山店
☎:0120-900-521
おうちの相談窓口では注文住宅専門のアドバイザーが家づくりに関する基礎知識を無料でしっかりお伝えし、信頼度の高い優秀な担当者への橋渡しをいたします。
茨城県や栃木県はもちろん、近隣県の方々からのお問い合わせも大歓迎です。
お気軽にお問合せやご予約をお待ちしております。