これを読めば安心(^^♪とっても気になる!心配になる!!新築中の雨(>_<)

こんにちは、浅井です。
みなさんは新築中で木材が家が雨に濡れていると「大丈夫かな~」と気になったり心配になったりしませんか。
今日は、木造住宅新築中に雨にあたってしまった時の工程ごとの影響と注意点についてお話ししますね。

★基礎工事
①コンクリート打設前の影響はほとんどない。むき出しの鉄筋が多少サビたとしてもサビた部分を掃除する程度で大丈夫。
②コンクリート打設中はコンクリートの強度に大きく影響するので、事前に天候を確認し雨が降るようだったら工事は延期される。
③コンクリート打設後の影響は、アンカーボルトは錆防止加工が施されているが、長期間雨にさらされていることにより、加工が剥がれサビてしまうことがある。建物完成後の耐久性に影響する場合もあるので、錆の状態を十分に確認し、状態によっては交換する。
④コンクリート打設後の基礎の中の水たまりの影響は全く心配はいらない。かえって水たまりが急激な乾燥によるコンクリートのひび割れを防止する。
★基礎工事後上棟前
①基礎の上に土台となる木造を敷いた段階では、土台や柱などは濡れても問題はないが、ブルーシートなどで養生をする。雨が上がった後はしっかり乾燥させることが重要。乾燥後の水分率は水分計で計測し20%を目安とするが、ハウスメーカーによっては15%を基準としている。
②床の構造用合板が施工された後は、雨に濡れると合板が変形したりカビが繁殖することもあるので十分な乾燥が必要となる。その後、変形したり凸凹や波を打ったり腐食が確認できた場合は交換が必要となる。
★上棟後
防水工事前は大きな影響はないがしっかり乾燥させることが重要。しっかり乾燥させず工事が進むとカビや腐食の原因となる。さらに断熱材が雨水を吸い込んでしまうと断熱性能に影響を及ぼす。ここでも水分計を使い水分率を計測する。
★外壁が施工された後
雨による影響はほとんどない。ただし、雨が降って外壁工事が中断され再開するタイミングによっては、室内側に雨水が侵入し雨染みが残ってしまう場合もある。また、敷地から床下に雨水が侵入している場合もあるので確認が必要。侵入した床下の雨水は乾きにくくカビの原因となってしまう。

施主(家の建築工事を発注した人)にできることは?
着工前のハウスメーカーとの打ち合わせの時に、施工中の降雨対策や工事再開のタイミングなどについてしっかり確認をしましょう。また、雨による工事中断のため完成までのスケジュールが延期になる可能性もありますので、完成~入居までのスケジュールは十分に余裕を持たせましょう。特に入園・入学・賃貸契約の解約時期に配慮することを念頭に置きましょう!!

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