こんにちは。浅井です。
ついこの間まで、とても暑い日が続く夏だったのに、朝晩の冷え込みが少々堪える秋になってしまいました。これから家を建てようと考えている方は、夏は涼しく冬温かい家に住みたいと思われているのではないでしょうか。加えて、物価上昇の昨今、冷暖房費はできるだけ節約したいと考えますよね。今日は、そんな望みを叶える家の断熱についてお話しますね。
夏は暑い外気が家の中に入ると冷房の効きが悪くなり、冬は冷たい外気が家の中に入ると暖房の効きが悪くなってしまいます。そこで登場するのが、断熱材です。この断熱材を家の屋根・壁・床に入れ、窓枠もアルミフレームではなく樹脂フレームにし、ガラスもペアガラスにすることによって外気の影響を受けにくくします。
断熱剤を入れる工法としては、「外張り断熱」と「充填断熱」があります。「外張り断熱」とは柱などの構造材を外側からすっぽりと覆う工法であり、「充填断熱」とは柱などの構造材の間にボード状またはシート状の断熱剤を入れたり、液状の断熱材を吹き込み充填する工法です。
家の気密性が高まると、室内の空気のクリーンさが気になるところではありますが・・・
2003年7月15日に改正建築基準法が施工され、シックハウス対策として「台所・浴室・洗面所・トイレだけではなく、すべての居室で24時間換気が可能であること」が義務づけられました。このことにより2003年7月15日以降に建てられた住宅には窓を開けずに「吸気」「排気」可能な24時間換気システムが取り付けられています。その結果、家の中の空気のクリーンさも保たれ、室内温度が外気温度に影響されにくく、冷暖房費の節約につながっています。さらに、窓やサッシに発生する結露やカビも減らすことができ、健康被害や家の痛みの原因を減らすことができました。
各ハウスメーカーで採用している断熱材と工法は、それぞれメリット・デメリットがありますが、そのデメッリットをカバーする施工をしています。例えば断熱材によく使われるグラスウールのデメリットは湿気に弱い・他の断熱材に比べると断熱性能がやや低いことですが、透湿・防水・遮熱シートを貼ることによってデメリットをカバーしメリットに変えています。各メーカーともそれぞれが採用している断熱材のデメリットをメリットに変える技術の研究に余念がありません。モデルハウスなどを訪問した際に、断熱について質問をしてみることも大事ですね。ハウスメーカーを比較する一つの材料となることでしょう。
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