こんにちは。浅井です。
取り返しのつかない失敗をしてしまったお話です。
Aさんは家を建てたいと思いました。それにはまず土地が必要と思い、地元の不動産会社を訪問して数か所の土地を検討しました。その中で生活の利便性が良く、通勤に便利だと思う土地を1,700万円で契約しました。
その後、住宅展示場を訪問し、希望の住宅メーカーと打ち合わせを始めましたが問題が発生しました。なんと購入した土地に、希望の家を建てるには「地盤改良」が必要で、その費用に400万円がかかってしまうことが分かったのです。つまり土地代金と土地関連費用で2,100万円かかってしまいます。
住宅取得に係る総予算を、月々の住宅ローン返済額をおよそ10万円として35年ローンで4,000万円と考えていたAさんは、この予算を再検討しなければならなくなりました。
なぜなら総予算4,000万円ー土地費用2,100万円=住宅費用1,900万円となりますが、住宅費用1,900万円のうち約25パーセントが消費税・住宅ローン保証料・外構費用にかかってしまうため建物本体に出せるお金は1,520万円となります。
どう検討しても、総予算4,000万円を上げることは難しく、打ち合わせを進めていた住宅会社は予算の関係で打ち合わせを辞めざるを得なくなり、ローコスト住宅での検討のし直しとなりました。その結果、家は建ち上がったものの、設置したかった床暖房・太陽光パネルもあきらめることとなりました(>_<)
土地+建物+諸費用=総予算をファイナンシャルプランニングし根拠ある予算を知ること、さらに土地購入や建築の流れのわかる専門家に相談してから土地を購入することにより、総予算の中でバランスが保たれ効率的な家づくりができたでしょう。
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