目次
- 1.団信の加入の条件とは?
- 2.保障範囲は金融機関によって異なる
マイホームを購入する時、ほとんどの方が住宅ローンを借ります。
その時によく聞いたり、見たりする「団信(団体信用生命保険)」とは一体どのようなものか、詳細は
良く分からないという方も多いと思います。
団体信用生命保険とは、万が一住宅ローンの契約者が亡くなってしまったり、高度障害状態(※1)
になってしまった時に、家族や、家を守る事が出来る保険。
つまり、ローンの残額を肩代わりしてもらえる住宅ローン専用の保険のことを言います。
略して「団信」と言われています。
この保険に加入しないと、ローンが返せなくなってしまい、お金を貸した金融機関も住宅ローンの
残債がある状態で残された家族も困ってしまいます。
その為、住宅購入の際は団信へ加入する事は非常に重要といえます。
しかし、健康状態によっては加入できないこともあります。
(※1)高度障害状態とは?
両眼の視力を全く失ってしまったり、喋れなくなってしまう や、咀嚼(そしゃく)が出来なくなって
しまったり、両足や、両腕が動かせなくなってしまう等
1.団信の加入の条件とは?
健康状態の告知が必要です。
団信に加入するには、健康状態を『告知』する必要があります。
告知内容によっては団信への加入を断られる場合もあります。
審査をする金融機関によって異なる場合もありますが、よくある例としては以下のものが挙げられます。
・3か月以内に医師の治療(指示・指導を含む)や投薬を受けたことがあるか
・3年以内の手術、または2週間以上の期間、医師の治療(指示・指導を含む)や投薬を受けたことがあるか
・手・足の欠損または機能に障害の有無
・背骨・視力・聴力・言語・咀嚼(そしゃく)機能に障害の有無
※一般的な団信に加入が出来ない場合は「ワイド団信」も検討しましょう。
2.保障範囲は金融機関によって異なる
団信で代表的なものは通常の団信、三大疾病、八大疾病、ガン団信などがあります。
通常の団信は『ローンの契約者が死亡または高度障害になったときに住宅ローンの残債を肩代わりしてくれる保険』です。
その通常の団信に特約を付ける事で、『ローンの契約者が死亡または、高度障害になったとき』以外でも住宅ローンの残債を肩代わりしてくれるものが、「三大疾病・八大疾病・ガン団信」というわけです。
では、それぞれの団信の保障範囲はどの様なものか?というと以下の内容になります。
*通常の団信
『死亡・高度障害』になったとき
*三大疾病(保障特約付団信)
『死亡・高度障害』になったとき
+
日本人の死因上位3位である『がん・脳卒中・急性心筋梗塞』になったとき
*八大疾病(保障特約付団信)
『死亡・高度障害』になったとき
+
日本人の死因上位3位である『がん、脳卒中、急性心筋梗塞』になったとき
+
5つ重度慢性疾患『高血圧症・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変・慢性膵炎』になったとき
*ガン(保障特約付)団信
『死亡・高度障害』になったとき
+
『生まれて初めてがんと診断された』とき
(上皮内がん・悪性黒色腫以外の皮膚がんは保障されない)
同じような内容でも、保険金を受け取れるタイミングや細かい条件が異なることもあります。
団信は種類も多く、また金融機関によって、同じ名称・同じような内容でも保険金が支払われる条件や保険金額や、受け取れるタイミングなど、細かい違いがあります。
マイホームを購入し、団信(団体信用生命保険)に加入するときは、保険の見直しの良いタイミングです。
すでに加入している保険の内容と重複していないかを再度確認した方が良いからです。
必要な保障と不要な保障について検討してみましょう。
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