「つなぎ融資」って何?

目次
1.つなぎ融資とは
2.つなぎ融資の内容について

 

新居を建築するにあたって、検討が必要なことの一つに「つなぎ融資」があります。
つなぎ融資の詳細は、各金融機関によって異なりますので、ここでは、「つなぎ融資とはどういうものか」ということを説明いたします。

まず初めに、なぜ『つなぎ融資が必要』なのでしょうか。

原則、住宅ローンは完成した住宅に対して融資が行われます。
よって、「新築建売住宅や中古住宅」はすでに建物が完成していますのでつなぎ融資は不要ということになります。

それでは、土地を購入して、家を建築する場合はどうなるのでしょうか。
土地を購入する際、土地の売主に対して土地代金を支払う必要がありますよね。
家が完成してからの支払いで良いのでしょうか・・・

答えは、NOです。
家を建築する前に、所有権を買主に移す必要がありますので、建築する前に払う必要があります。

仮に土地代金を1,000万円とします。自己資金で支払いが出来れば良いですが、支払いが出来ない方もいらっしゃいます。

ここで登場するのが「つなぎ融資」です!

つなぎ融資を使って、1,000万円の融資を受けるということです。
この他に、着工時や上棟時につなぎ融資が必要になる場合があります。

次に、つなぎ融資の内容について説明していきます。

① 住宅ローンの審査が通っている方が対象
② つなぎ融資金額の上限は住宅ローンの融資金額となり、融資回数は、「土地代金分、着工時・上棟時(一般的に請負金額の30%づつ)」の3回が多い
③ 融資期間は、原則1年
④ 「つなぎ融資の事務手数料やつなぎ融資の利息」の支払いが必要
⑤ 土地に対して、抵当権の設定が行われる(設定しない金融機関も有り)
⑥ 返済方法は、「期日(住宅ローンの融資日)に元利合計金額の一括返済」や「月々は、利息分のみを支払い、元金は期日(住宅ローンの融資日)に返済」など

上記は、一例となりますので、詳細は、各金融機関に確認をお願い致します。

皆さまがつなぎ融資について、少しでもご理解いただければ幸いです。